コミュニティのe-sports大会を開くとき、ほとんどの場合Discord上で参加者を集めて進行することになる。しかしDiscordのサーバー設計を間違えると、当日に「どこを見ればいいかわからない」「スタッフへの連絡が参加者に見えている」といった混乱が起きる。
このページでは、大会運営に使えるDiscordサーバーの設計と当日の運用方法を整理する。
1. サーバー設計の基本方針
大会用Discordサーバーは「参加者が見るチャンネル」と「スタッフが使うチャンネル」を明確に分けることが最重要。混在すると運営の内部議論が参加者に見えたり、アナウンスが流れて見落とされる。
推奨チャンネル構成
| カテゴリ | チャンネル名 | 用途 |
|---|---|---|
| 📢 お知らせ | #アナウンス | 参加者向けの重要連絡のみ。スタッフのみ投稿可。 |
| 📢 お知らせ | #ルール | 大会ルール文書を固定投稿。 |
| 📢 お知らせ | #スケジュール | タイムテーブルと試合結果を投稿。 |
| 💬 参加者 | #雑談 | 参加者同士の自由な会話。 |
| 💬 参加者 | #質問 | ルール・進行についての質問。スタッフが回答。 |
| 🔒 スタッフ | #運営-連絡 | 当日の指示・判断共有。参加者には非表示。 |
| 🔒 スタッフ | #スコア管理 | 試合結果の記録・集計。 |
2. ロール(役割)設定
最低限以下の3ロールを用意する。
- スタッフ — 全チャンネルに書き込み可能。スタッフカテゴリが見える。
- 参加者 — 参加者カテゴリのみ書き込み可。スタッフチャンネルは見えない。
- 観戦者 — 読み取りのみ。雑談チャンネルのみ書き込み可。
注意:参加受付時に参加者ロールを付与する手順を事前に決めておく。当日手動でロール付与していると混乱する。Botを使った自動付与か、事前に全員付与しておくのがベター。
3. 参加受付の設計
参加受付はGoogleフォームとDiscordを組み合わせるのが現実的。
- Googleフォームで名前・DiscordID・ゲームIDを収集する
- 締め切り後にリストをスタッフで共有し、Discord上で参加者ロールを付与する
- 参加確定後に
#アナウンスで確定リストを告知する
当日チェックインが必要な場合は、開始30分前に#チェックインチャンネルを解放して参加者に反応を求める方法がある。無反応の参加者を早期に把握できる。
4. 当日の試合進行
試合開始前
- スコア管理チャンネルに対戦カード一覧を貼る
- 参加者に
#アナウンスで試合開始を告知する - 対戦相手のゲームIDを
#スケジュールに投稿してマッチングを促す
試合後のスコア報告
参加者自身にスコアを報告させる場合、証拠として結果画面のスクリーンショットを#質問または専用チャンネルに投稿させる運用が多い。虚偽申告のリスクを減らせる。
5. よくあるトラブルと対処
- 参加者がアナウンスを見ていない —
#アナウンスはスタッフのみ投稿可にして重要情報だけを流す。雑多な情報を混ぜない。 - 接続切れの参加者が現れた — 事前にルールで「〇分以内に接続できなければ不戦敗」と定めておく。
- スタッフ間の連絡が遅い —
#運営-連絡でテキストだけでなくボイスチャンネルも用意しておく。緊急時はボイスで話すほうが速い。
revideについて
revideはこういった大会運営の手間を減らすツールを開発している任意団体です。現在開発中のeZroは配信支援が中心ですが、大会進行ツールも今後検討しています。意見がある方は参加ページからどうぞ。