2PC配信のメリットと構築手順

競技性の高いゲームタイトルの大会配信では、わずかなフレームドロップやラグが許されません。1台のPCでゲームプレイと高画質配信を同時に行うのは限界があります。そこで登場するのが、ゲーム用と配信用でPCを分ける「2PC配信」です。

なぜ2PC配信が必要なのか?(メリット)

必要な機材・ツール

構築手順 1:キャプチャーボード方式(推奨)

  1. ゲームPCのグラフィックボードから、HDMIケーブルでキャプチャーボードの「IN」に接続します。
  2. (パススルー利用時)キャプチャーボードの「OUT」から、自分のメインモニターに接続します。
  3. ゲームPC側のディスプレイ設定で、モニターを「複製」または特定の出力先に設定します。
  4. 配信PCのOBSで「映像キャプチャデバイス」としてキャプチャーボードを選択します。

構築手順 2:NDI方式(低コスト)

  1. 両方のPCを同一ネットワークに有線LANで接続します。
  2. 両方のPCに「OBS NDIプラグイン」をインストールします。
  3. ゲームPC側のOBSで「ツール」→「NDI Output Settings」を有効にします。
  4. 配信PC側のOBSで「ソース」→「NDI Source」を追加し、ゲームPCを選択します。

注意点:NDI方式はネットワーク帯域を大量に消費するため、1Gbps以上の安定した有線LAN環境が必須です。Wi-Fiでの運用は推奨しません。

音声周りの課題:どうやって音をまとめるか?

2PC配信で最も苦労するのが音声です。ゲーム音、実況の声、Discordの音をどうやって配信PCに送るか。主に2つの方法があります。

まとめ

2PC配信は構築の難易度が高いですが、一度完成すれば「絶対に落ちない、最高画質の配信環境」が手に入ります。本格的なeスポーツ大会を目指すなら、ぜひ挑戦してみたい構成です。

revideが作っているもの

2PC配信のような複雑な環境でも、ブラウザから一括してソース管理ができるツールをrevideでは開発しています。機材の制約を超えて、より自由な演出を可能にするeZroにご期待ください。