「大会を開きたいけど何人スタッフが必要?」という疑問は、初めて大会を企画するときに必ず出てくる。結論から言うと最低2人、理想は4人。ただし役割が曖昧なまま人数だけ増やしても機能しない。
このページでは、e-sports大会運営に必要な4つの役割と、少人数での兼任パターンを整理する。
1. 4つの基本役割
主な仕事
大会全体の進行管理、トラブル時の最終判断、タイムキープ、スタッフへの指示出し。
求められる資質
臨機応変な判断力。ゲーム知識より「場を回す」能力が重要。大会経験者が望ましいが、段取りを細かく決めておけば初心者でも務まる。
主な仕事
試合の組み合わせ管理、スコア記録・集計、参加者への試合開始連絡、不戦勝・棄権の処理。
求められる資質
細かい作業が苦にならないこと。Challongeなどのトーナメント管理ツールを事前に使いこなせるようにしておく。
主な仕事
OBS操作、ゲーム画面のキャプチャ・切り替え、配信プラットフォームの管理、実況・解説のマイク管理。
求められる資質
OBSの基本操作経験。配信中はほぼ張り付きになるため、他の作業との兼任は難しい。
主な仕事
Discord上の参加者からの質問対応、チェックイン確認、接続トラブルの一次対応。
求められる資質
コミュニケーション能力。ゲームや配信の知識は不要で、「すぐ返事を返せる人」ならだれでも務まる。
2. 人数別の兼任パターン
理想は4役を4人で担うが、コミュニティ大会では2〜3人が現実的なことも多い。
| スタッフ数 | 兼任パターン | 注意点 |
|---|---|---|
| 2人 | A:全体統括 + 対戦管理 B:配信担当 + 参加者対応 | Bは配信中に参加者対応が疎かになりやすい。質問はBot自動応答や事前FAQで補う。 |
| 3人 | A:全体統括 B:対戦管理 + 参加者対応 C:配信担当 | もっとも現実的な構成。Bが2つの役割を持つが、対戦管理は試合の合間に余裕が生まれる。 |
| 4人 | 各1人ずつ | 理想構成。実況・解説を追加するならここからさらに+1〜2人。 |
NG構成:「配信担当」と「全体統括」の兼任は避ける。配信トラブルが起きたとき全体の判断が止まる。この2役だけは必ず別の人間が担うべき。
3. スタッフ募集のポイント
コミュニティ大会のスタッフ不足は深刻だが、「エンジニアやプロ経験者でないと無理」と思い込んでいるケースが多い。実際には:
- 参加者対応はゲームや配信の知識がなくてもできる
- 対戦管理は丁寧に段取りを作れば誰でも担える
- 配信担当はOBSを1〜2回練習すれば基本は覚えられる
「大会に参加したことがある人」に声をかけるのが一番効率的。現場を知っている分、イレギュラーへの対応が早い。
revideについて
revideは大会運営・配信担当の負担を減らすツールを作っている任意団体です。エンジニア・デザイナーだけでなく、大会運営経験者や配信スタッフも仲間として歓迎しています。詳しくは参加ページへ。