大会ルールが曖昧なまま当日を迎えると、現場でルール解釈の揉め事が起きる。「接続が切れたら再試合できるのか?」「遅刻したらどうなるのか?」——これらが文書化されていないと、その場での判断を迫られ、参加者からの不満が生まれやすい。
このページでは、e-sports大会のルール文書に盛り込むべき必須項目を整理する。
1. ルール文書の基本構成
誰が参加できるかを明記する。年齢制限・地域制限・ランク制限など。
ゲームのバージョン、キャラクター・マップ使用禁止設定などを明記する。パッチ当日に変更があった場合の対応も書いておく。
トーナメント形式・試合本数(BO1/BO3/BO5)・ステージ数を明記する。
開始前のチェックイン方法と、時間内にチェックインしなかった場合の処置を明記する。
試合中に接続が切れた場合の対応を明記する。ゲームタイトルによって再試合できるかどうかが異なる。
チート・マクロ・BANアカウント使用等の禁止事項と、発覚した場合の処置を明記する。
誰がどこにどの形式でスコアを報告するかを明記する。
ルールに明記されていない事態が起きた場合、運営の判断が最終決定であることを明記する。これがないと参加者がルールの解釈を争い始める。
2. よくある「ルールの穴」
ルールを作ったあとに以下のシナリオで動作確認する。
- 参加者が無断でキャンセルした場合、対戦相手はどうなるか?
- 決勝で両者がラグを主張した場合、どう判断するか?
- 使用禁止キャラを誤って選択してしまった場合は?
- スタッフがミスでスコアを間違えて記録した場合は?
これらを事前に議論してルールに追記するか、「運営最終決定」の範囲として明示しておく。
原則:ルールは「何が起きたら誰がどう判断するか」を明確にするもの。曖昧な言葉(「場合によっては」「適切に対応」など)は使わない。
3. 公開タイミング
ルール文書は参加受付開始と同時に公開する。参加後に「こんなルールは知らなかった」と言われないためだ。変更が必要になった場合は、変更日時と変更内容を履歴として残す。
revideについて
revideはe-sports大会運営を楽にするツールを作る任意団体です。ルールテンプレートや進行支援ツールへの関心がある方は参加ページからどうぞ。