e-sports大会において「賞金」は大きな魅力だが、日本には非常に厳しい法的制限が存在する。知らずに開催すると、景品表示法違反や賭博罪に問われるリスクがある。
本記事では、健全な大会運営のために最低限知っておくべき法律のポイントを整理する。
1. 3つの主要な法律
景品表示法(景表法)
「商品の購入」や「有料サービスの利用」を条件に参加する大会の場合、賞金は「懸賞」とみなされ、上限額が制限される。無料参加の大会であればこの制限は受けにくいが、大会内で有料アイテムの使用を推奨する場合などは注意が必要だ。
賭博罪
参加者から「参加費」を集め、それを賞金の原資にすることは「賭博」とみなされる可能性が極めて高い。日本の法律では、たとえ技術介入要素(ゲームの腕前)があっても、参加費を賞金に充てることはNGとされている。
風俗営業法(風営法)
オフライン会場(ゲームセンターやネットカフェ)で大会を開き、賞金を提供する場合、その店が「風俗営業」の許可を得ているか、あるいは提供方法が法に触れないかを確認する必要がある。
2. 安全に賞金を出すための工夫
- スポンサーから拠出してもらう:参加費ではなく、スポンサー企業からの協賛金を原資にする。
- 参加費を運営経費のみに充てる:会場費やスタッフの人件費としてのみ参加費を徴収し、賞金とは完全に切り離す(ただし、これでもグレーとされる場合があるため、専門家への相談を推奨)。
- 「仕事の対価」として支払う:プロライセンスを保有する選手に対し、出演料やパフォーマンスの報酬として支払う形式。
重要:法解釈は常にアップデートされます。高額賞金を扱う場合は、必ずe-sportsに詳しい弁護士のリーガルチェックを受けてください。
3. 事務手続きと源泉徴収
賞金を支払う際、運営側には「源泉徴収」の義務が発生する場合がある。特に100万円を超える賞金や、プロ選手への支払いには注意が必要だ。また、マイナンバーの取得が必要になるケースもあるため、事前にフローを構築しておこう。
revideが目指す健全なエコシステム
法律を守りながら大会を継続するのは大変な労力です。revideでは、大会運営の効率化を支援するeZroの開発を通じ、運営者が「ルールの遵守」や「競技の質」といった本質的な部分にリソースを割ける環境作りを目指しています。
透明性の高い大会運営を目指す方は、ぜひrevideのコミュニティにご参加ください。