オンライン大会で実況・解説者をリモートで呼ぶ際、DiscordやZoomの画面共有では「画質が足りない」「遅延が大きい」といった問題に直面することがあります。そこで、プロの現場でも多用されている無料ツール「VDO.ninja(旧OBS.ninja)」の活用法を解説します。
VDO.ninjaとは?
ブラウザだけで利用できる、WebRTC技術を用いた低遅延ビデオ転送ツールです。専用ソフトのインストールが不要で、URLを送るだけで相手のカメラ映像や音声を最高品質でOBSに取り込むことができます。
基本的なセットアップ手順
1. 配信者側でルームを作成する
- VDO.ninjaにアクセスします。
- 「Create a Room」を選択し、ルーム名とパスワード(任意)を設定します。
- ルームを作成すると、招待用のURLが表示されます。
2. 実況・解説者にURLを送る
招待URLを相手に送り、ブラウザで開いてもらいます。相手はカメラとマイクを許可し、「Join with Camera」を押すだけで準備完了です。
3. OBSに映像を取り込む
- VDO.ninjaの管理画面に表示されている、相手の映像ソースのURLをコピーします。
- OBSのソースで「ブラウザ(Browser Source)」を追加します。
- コピーしたURLを貼り付け、幅1920、高さ1080に設定します。
- 「OBS経由で音声を制御する」にチェックを入れると、OBSのミキサーで音量を調整できます。
ポイント:相手側のブラウザ設定で「Video Bitrate」を上げてもらうことで、より鮮明な映像を受け取ることが可能です。
リモート実況で成功するためのコツ
実況者へゲーム映像を届ける(監督用URL)
実況者は、あなたの配信映像を見てしゃべる必要があります。VDO.ninjaの「Screen Share」機能を使って、低遅延でゲーム画面を実況者に送り返しましょう。YouTube配信を直接見てもらうと、10秒程度の遅延が発生するため、実況が噛み合いません。
音声のループバックを防ぐ
実況者が自分の声を二重に聞いてしまわないよう、ヘッドセットの使用を徹底してもらいましょう。スピーカー出しは厳禁です。
バックアップとしてのDiscord
VDO.ninjaはブラウザベースのため、稀に接続が不安定になることがあります。万が一のためにDiscordのボイスチャットも繋いでおき、映像が止まったら音声だけでもDiscordに切り替えられる準備をしておくと安心です。
まとめ
VDO.ninjaを使いこなせば、物理的に離れた場所にいる実況者とも、まるで同じスタジオにいるかのようなクオリティで大会を届けることができます。まずは身近な友人とテスト通話から始めてみてください。
revideが作っているもの
VDO.ninjaのような外部ツールとの連携や、リモート出演者の管理をもっと直感的にするために、revideではeZroを開発しています。複雑なルーティングを自動化し、クリエイターが表現に集中できる環境を作ります。